こんにちは! ドイ と言います!
今回は
についてお話します!
1年間にはたくさんの『〇〇の日』があり、個別にも誕生日や結婚記念日などお祝いする日があります。
そんな日に楽しむ食事に合わせてワインを飲んでみてはいかがでしょうか^^
例えば、毎年6月の第3日曜日は『父の日』になります。
年に一度お父さんへ感謝を伝える『父の日』。
感謝の伝え方は色々ですが、この記事ではワインのプレゼントについて考えてみたいと思います。
でもワインを選ぶのは難しいと考えている人も多いです。
自分で飲むならまだいいですがプレゼントになるとハードルが上がりそうです。
そこで「どんなワインが好みだろう?」という視点でなく、好きな料理はこれだから、このワインにしよう!こんな料理をつくるから、それに合わせたワインを用意しよう!という視点で選んでみてはどうでしょうか(^^)
ワイン選びは確かに奥が深く、突き詰めればきりがありません。
今回はできるかぎり簡単に要点だけをまとめました。
ワイン選びは難しいと感じている人でも「あぁ!なるほど!」と思ってもらえれば嬉しいです。
この記事にはこんなことが書いてます。
- ワインと料理のマリアージュ
- ワインの選び方
- 肉料理・魚料理に合うワイン
マリアージュとは
『マリージュ』=フランス語で結婚。
料理とワインの相性のことを言います。
ワイン誕生には様々な歴史があります。
市民生活の中から生まれた必需品としての考え方がわたしは好きです。ヨーロッパでは水質がよくなかった時代、果実からできるワインを水代わりに飲んでいました。
そして、どこでも飲まれるようになったワインは当然のように料理と楽しむようになり、
その文化がずっと引き継がれて現在に至ります。
料理とワインの相性を考える時に一番分かりやすいのが『共通点をみつけること』です。
味はもちろん、色や香りなどで合わせます。
次の目次からは共通点それぞれを考えていきますが前提として料理とワインの相性を決めるのは自分自身です。
味の味覚というのは曖昧で人それぞれです。このワインにはこれが一番美味しいと本人が思うのであれば、それが正解です。間違いはありません。
『美味しい』という味覚は100人いたら100通りの『美味しい』があり
食事は楽しく、いい気分でいただくと最高の時間になります。
ワインと料理はその手助けをするものです。
とは言え、ワインと料理をより美味しくいただきたいと思うのはワイン好きなら誰もが考えることです。
その考え方を見ていきましょう!
色・素材で合わせる
ワインの色と料理、食材の色で合わせる方法です。
赤ワインなら濃い赤・薄い赤、白ならグリーンがかった白・イエローがかった白、ロゼワインのようなピンク色など、似たような色で料理と合わせるとあまり外すことはありません。
ー濃い赤ワインー
色の濃い赤身のお肉、牛肉、羊肉、鴨など。濃いソース、赤ワインソースや別記事でも載せているバルサミコソースなどしっかりしたソースに合います。
ー白ワインー
白身のお魚。貝やエビの甲殻類。鶏肉のササミ、胸肉、モモ肉。バターソースやクリームソース、モッツアレラチーズなどの白色のチーズにもよく合います。
ーロゼワインー
魚介類ではサーモンやエビ。肉類ではハムやソーセージ。ラズベリーやイチゴなどのベリー系のフルーツ、ソースなどと合わせやすいです。
香りで合わせる
ワインは大きく『外観」『香り』「味わい」で楽しみます。
その中の『香り』で合わせる方法です。ワインは複雑で個性的な香りがたくさんあります。
今回の考え方は一番特徴的で協調されている香りで合わせます。
ースパイスが効いたスパイシーな香りの料理ー
ブラックペッパーなどのスパイスでしっかりと味付けした牛肉をバーベキューで楽しんだり、スパイシーなタンドリーチキンなどにはオーストラリアのシラーズの赤ワインが合います。
シラーズは濃い色調にスパイスやユーカリなどの爽やかな香り、ボリュームがある赤ワインができます。
ー柑橘の香りや酸味が合う料理ー
酸味が効いたドレッシングをかけるサラダや白身魚のカルパッチョ。鶏の唐揚げにたっぷりのレモンを搾る。天ぷらなどのように油を通した料理には脂分を流してくれるので合います。ニュージーランドのソーヴィニョンブヴランの白ワインがおすすめです。
ソーヴィニョンブヴランは柑橘系の爽やかな香りにフレッシュな酸味が特徴です。
味で合わせる
ワインと料理の合わせ方のメインとなるのが味で合わせる方法です。
一番分かりやすく一度合わせ方のコツをつかめば合わせるのが難しいではなく、楽しんでワインを選ぶことができます。ワインに料理を合わせる、料理にワインを合わせる、どちらでも考えやすい方法で合わせていきましょう。
ーコクのある味わいー
タンニン(渋み)が強くパワフルな赤ワインには脂がのったステーキやしっかりと煮込んだデミグラスソースを使った料理。青カビタイプのチーズ。豚のスペアリブやフォアグラソテーも合います。世界中でつくられるカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインがおすすめです。
ー軽めの口当り赤ワインー
トマトソースを使った料理。和食では豚の生姜焼き、ブリの照り焼きなど醤油やみりんを使った味付けにはライトボディ~ミディアムボディの赤ワインが合います。また南フランスのプロヴァンス地方のロゼワインとも相性がいいです。
ーコクのある白ワインー
クリームソースを使ったパスタやグラタン、バターを使ったムニエル、ホタテのソテーなどにはコクのある白ワインが合います。アメリカ/カリフォルニアのシャルドネがおすすめです。コクがあり樽からくる甘い香りも特徴です。
産地で合わせる
ワインは地域に根付いて発展してきました。その土地で生まれた料理に合わせるようにワインが作られてきた経緯があります。イタリア料理のお店にはイタリアワインを揃えているのは当然のことです。
ーイタリアワインー
パスタ、ピザ、トマトを使った料理、チーズなどイタリアでは20州すべてでワインが生産されその土地の料理と合わせてつくられることも多いです。ワイン選びに困ったらどこの料理かを調べてその土地のワインを選ぶのも楽しいです。
ー日本ワインー
日本食は比較的、薄味で繊細な料理が多いです。そのため日本のワインはインパクトがないと感じる人もいます。しかし、繊細な日本食、煮物や刺身などに合わせたワインづくりを目指した結果でもあるので個性を大切にする意味では素晴らしい文化だと思います。
ーフランスワインー
フランス料理は特に料理との相性を重視しています。フレンチのお店ではワインと料理のマリアージュを前提にコースを考えることが多いです。
・赤ワイン煮込み →ブルゴーニュワイン
・ブイヤベース → プロヴァンスワイン
・カキ料理 → シャンパーニュワイン(シャンパン)
肉料理が好きな人へ選ぶワイン
ここから具体的に肉料理が好きなお父さんへのおすすめワインを食材に分けて紹介していきます。
ー赤身肉:牛肉・羊肉・鴨肉ー
コクのある赤身肉を使った料理に合わせるおすすめワイン。
【シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレーレッド】赤ワイン
産地:アメリカ/カリフォルニア
品種:ジンファンデル主体、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー他
ジンファンデル(イタリアではプリミティーヴォ)は果実味が豊富、タンニンはまろやかで甘みも感じ、ほどよい酸味があり余韻は比較的長く残ります。濃厚なこのワインはバーベキューやステーキ、羊肉のグリルなどと相性抜群です。イタリア/プーリア州のプリミティーヴォは酸味が強いものが多いので酸味が好みの人はイタリアのプリミティーヴォもおすすめです。
ー白身肉:鶏もも・鶏胸・豚肉ー
淡白な白身肉を使った料理に合わせるおすすめワイン。
白身肉は味付け調理によって合うワインが違ってきます。ここではバター、クリームソース、グラタンなどの濃厚な味付けに合わせるワインを紹介します。
【ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーヴ シャルドネ】白ワイン
産地:アメリカ/カリフォルニア
品種:シャルドネ
驚くほどのコクと豊富な果実味を感じるワイン。リンゴや桃、南国フルーツの香りに溢れ、酸味はほどよくとてもリッチな味わいです。ワイン単体でも楽しめる飲みごたえのある白ワインです。オバマ大統領も好んでいたことで有名です。
魚料理が好きな人へ選ぶワイン
次は魚料理が好きなお父さんへのおすすめワインを食材に分けて紹介していきます。
ー白身魚:タイ・ヒラメなどー
淡白な白身魚の料理、柑橘をきかせたカルパッチョやマリネに合わせるおすすめワイン。
【ブランク・キャンバス・ソーヴィニョンブヴラン】白ワイン
産地:ニュージーランド/マールボロ
品種:ソーヴィニョンブヴラン
ニュージーランドはソーヴィニョンブヴランの一大産地。近年さらに注目を集めています。柑橘の爽やかな香りに、きりっとした酸味が特徴。こちらのワインはソルティなニュアンスもあり白身魚との相性は抜群です。
ー赤身魚:マグロ・カツオー
鉄分を感じる赤身魚の料理、マグロの刺身やカルパッチョ、カツオのたたきなどに合わせるおすすめワイン。
【ソノマ・コースト ピノ・ノワール】赤ワイン
産地:アメリカ/カリフォルニア
品種:ピノ・ノワール
果実味が特徴なエレガントな赤ワイン。ラズベリーなどの赤系果実の風味が豊富で赤身の魚との相性が良いです。タンニンは心地よく、酸味は程よいバランスを保っています。余韻にはかすかなバニラの香りを感じます。
なんでも合う一本『シャンパン』
できるかぎり簡潔にまとめてきましたが、「食事全般に合わせることができるワインは?」と言うと辛口のシャンパン(シャンパーニュ)がおすすめです!
シャンパンは風味があり、力強さもありながら繊細な部分もある魅力的なワインです。
サラダ、肉、魚にも合い、食前の乾杯から食中まで幅広く合わせて楽しむことができます。
シャンパンは元々、甘口のワインでしたが食事と合わせるために辛口が広まりました。ワインショップなどで食事と合わせるために購入する場合は辛口のシャンパンを選ぶようにしてください。
おすすめの辛口シャパーニュはこちらになります。
世界中で人気のシャンパンです。ワインショップにも置いてあることが多いです。価格は4000円~6000円ほどでプレゼントにもおすすめです。
大切な時間などに開けてみると気分も雰囲気も盛り上がりますよ(^^)
ワインと料理を合わせると食事は何倍も美味しくなります。
慣れない間は難しいかもしれませんが、まずは今回お話した大きなくくりで選んでみてはどうでしょうか。
またはワインショップにはソムリエさんがいらっしゃいます。
記念日でこのような料理を作るのですが、どんなワインが合いますか?と聞いてみるのもいいです。ソムリエはワインについて話すことが大好きなので喜んで教えてくれますよ(^^)
直接の相談が苦手なら僕でよければ聞いてください🍷
今後もワインや料理に関しての情報を発信していきます!
ご質問などがあれば「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください!
2021年「ソムリエ試験」を目指している人へ。
わたしは独学で合格を勝ち取りました。
勉強方法や考え方などを別記事でまとめてあります。よろしければご覧ください!