【教養としてのワイン】

著者  : 渡辺順子

出版社 : ダイヤモンド社

こんにちは!ドイ といいます。

今回はこちらの書籍を紹介させていただきます。

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

このタイトルを聞いてどのように思いますか?

  • ワインを勉強すると頭がよくなる?
  • ワインの知識がより身につく?

わたしは「ソムリエ資格」を取得する前に一度読み、このように思いました。

ワインは人々の生活に必要とされ発展し、世界に広がっていったんだなぁ」と、

ワインが誕生した背景には人々の生活を支えるという根本的な意味があることを知りました。

タイトルの「教養」の意味は

(引用)
教養
(きょうよう)とは、個人の人格や学習に結びついた知識や行いのこと。これに関連した学問や芸術、および精神・修養などの教育、文化的諸活動を含める場合もある。
引用元:ウィキペディア

上記引用の中で特に「人格」という部分がワインと強い繋がりがあります。

  • ワインは自然環境の影響を大きく受け育つ
  • ワインは人々の生活や考え方によって育つ

自然」と「」の力がうまく支えあった時に最高のワインが出来上がります。

この書籍を読むとワインを通して人類の発展から、なぜここまで全世界にワインが広がっていたのかがよく理解できます。

こんな人におすすめです。

  • ワインの知識を身につけたい人
  • ヨーロッパから全世界へ影響を与えたワインについて知りたい人
  • 今後の人生においてワインを自分のステータスにしたい人
  • ソムリエ・ワインエキスパート試験に合格し、人生を豊かにしたい人

「得られること」「学び」

わたしはソムリエ試験を一つの目標としてこの本を手に取りました。

ソムリエ試験は莫大な量の暗記が必要です。

何事もそうだと思いますが、過程やストーリーがあります。

  • なぜこのように考えるのか?
  • なぜこのようにしなくてはならないのか?

という疑問を持ち、納得した上で知識を身に着ければ飛躍的に理解度が高まり、勉強に関しても覚えることができます。

この本はまさにワインについての捉え方・考え方を明確に表現しています。

わたしは現在、【オーガニック野菜とワインのお店 必然】のオーナーをしています。

お客様との会話の中でワインについて説明をするとき、香りや味わいはもちろん説明しますが

歴史についてもお話をします。

どのような理由でこのワインが生まれたのかを合わせて説明すると、お客様自身もワインに対して味わいに深みが出ることを感じていただいてます。

ワインについて学習しようとしている人は様々な理由があると思います。

趣味で関心があったり、仕事で覚える必要があるなど色々ですがこの本はどのような理由でもワインに関わる人にとってプラスとなります。

最終的な目的は違ってもワインの知識を得るという手段としての方向性は同じです。

また学習の途中で頭が混乱してきたときに読み直すと整理できる内容です。

~ソムリエ・ワインエキスパート試験を目指す人へ~

ソムリエ試験に関しては「ソムリエ試験に独学で合格」の記事をご覧ください。わたしが去年独学でソムリエ試験に合格した取組や考え方を記事にさせていただきました。

記事の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。


『教養としてのワイン』概要

入り口は伝統国であるヨーロッパから始まります。

フランス、イタリア、スペイン、ドイツ

次にニューワールドといわれるアメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド

そして日本と続きます。

各国ごとに順を追って説明されており、ワイン自体はもちろん教養としてワイン発展の根本となる地理・歴史・宗教・経済などを幅広く捉えています。

多種多様な面をもつワインを学ぶことにより人とのつながりや、ビジネスツールとしても必ず役にたつ内容となります。

ただ単にワインの味わいを学ぶことがワインを知る・楽しむことに繋がるのでなく、背景にある歴史を同時に学ぶことでワインを通して今後幅広く役立てることが実感できます。

最後には日本について触れています。

わたしたち日本のワイン文化は一歩遅れをとっていることは間違いありません。

現在はコロナの影響があり、外国人受け入れがなくグローバルが停止状態ですが

落ち着けば今後、必ずグローバル社会が活性化し、それに伴いワインの需要も上がります。

日本のワインは日本人らしい和食にもあった繊細さが特徴です。

ワインはこうあるべきというのは特にヨーロッパで強い傾向です。

しかし日本ワインにはそれを超えるポテンシャルを秘めている部分があるとわたしは思います。

世界に通用するような「日本ワイン」を期待しながらも、わたし自身もワインの魅力を発信できるように努めていきます。


『教養としてのワイン』を通して起こした行動・結果

ソムリエ試験に合格後、改めて読み直すとさらに整理することできました。

試験中は暗記、暗記で全体を見ることが難しかったですが、距離を離して見るとまた違ったワインの面が見えてきます。

ワインを販売・仕事にするわたしにとっては正しい理解を伝えることはとても重要なことだと認識しています。

一般社団法人日本ソムリエ協会より

(引用)
わが国における食文化に携わる人々の資質の向上と飲料に関する知識の普及、サービス技術の向上、飲食を提供する環境の衛生的確保などに関する事業を行い、これらの事業を通じて、人々に食文化の向上および豊かな食生活を提供し、食文化に携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することを目的として設立
引用元:一般社団法人日本ソムリエ協会

『よりよい食文化を正しく社会へ普及させることが目的である』と書かれています。

ワインは決して難しいものでなく、元は水と同じように扱われ、生活に必要なものとして生まれました。

イタリアでは日常的にワインが楽しまれ、生活必需品として消費されています。

ワインは市民性から生まれた人々にとって必要なものであることを今一度考え理解し、ワインに携わる方も広めてもらえれば個人的にはうれしいです。

またワインは高価な面もあり、主観的な意見を入れながら気の知れた仲間と楽しむこともワインの醍醐味の一つです。

今後もワインについて微力ながら発信していきます。

よろしくお願いします!

タイトルとURLをコピーしました