著者 : 橋本 和恵

こんにちは!ドイと言います!
今回はこちらの書籍を紹介します
こんな人におすすめ
こちらの書籍はこんなことで悩んでいる人、困っている人に読んでいただきたいです
- 販売員に関わる仕事をしているが成果がでない
- 人の接し方に不安がある
- 販売員とはどういうことかを知りたい人
著者の橋本さんは販売員をされる前は陶芸家でした。
(NHK:「プロフェッショナル仕事の流儀」にて紹介されています)
橋本さんは人と話すことが苦手で陶芸家を選び、陶芸用の窯を買うためにアルバイトをしたのが販売員でした。
人と話すことが苦手な橋本さんが販売員という人と接する仕事で、なぜここまで注目される存在となったのかを時系列に沿いながら詳しく書かれています。
この本は販売員という仕事にスポットを当て書かれていますが、どんな仕事にも共通することを学べる内容となります。
仕事をする上で必ず人とは接する機会があり、コミュニケーションから仕事につながることも多々あります。
日常生活でも人と話をせずに生きて行くことは基本、難しいと思います。
情報社会、IT社会と言われる現在、人と接する機会がすくなくなったことは事実です。
しかし人との繋がりなくしては人生を楽しく、そして豊かにすることは難しいと私は考えています。
仕事の面でも日常生活の面でも人との繋がりを大切にしたいと考えている人に読んでいただきたい書籍です。
本書概要
大きく分けて4つの構成です
売れる販売員とは
販売員として販売するという考え方から動作、目線、声の大きさ、タイミング、お客様の様子など本当に細かくそして的確に説明がされています。
橋本さんは「販売は才能でなく技術」とおっしゃっています。
「あなたは販売員に向いてるから」と言われ実際に販売員になり成果を出せなくて辞めていく人はたくさんいます。
人と話すことが好きということと、販売員として成果をあげることは別のことだと思います。
その仕事に向いている向いていないかはお客様が決めることであり、販売員としては販売という結果が出すことができれば向いてるということになります。
では販売員としての結果というのはどういうことなのか。
もちろんお客様に購入いただくことですが、お客様が購入するということは商品、サービスに対して価値を感じたから購入する、ということになります。
その価値を表現することが販売員として大切なことになります。
わたしは飲食店を経営していますが、お客様がお支払いの時に高いと思うか、安いと思うか、それは「この店にきてよかった」という総合的な価値に対して判断されていると考えます。
商品、サービス、雰囲気などすべての価値と価格を比べて価値が上回れば満足したと思っていただけるはずです。
お金が全てではありませんが、現在の世の中ではお金という道具が土台にあり世の中が回っていることは事実です。
そのお金という大切なものを受け取るにはそれ以上の価値が必要になります。
橋本さんは「販売員はお客様に商品を届ける最終ランナー」という表現をされています。
1つの商品はたくさんの人が関わることにより存在します。
たくさんの想いが入った商品を最後に届けるという大切な役割を担っているのが販売員です。
販売員はテクニックが必要ですが、販売という仕事の重みとやりがいを常に考えながら従事するこもとても大切です。
この本ではそんな重要性を確認しながら学べる内容となります。
この書籍から学び、感じること
販売員として成果を出すためにはテクニックを熟知することはもちろん大切です。
しかし、もっとも大切なことは「信用と信頼」です。
「信用と信頼」なくしては成立しません。
単発的な売上なら結果を出すことは可能かもしれませんが、継続的に結果を出すためにはお客様から「信用と信頼」を得なくてはなりません。
現在は以前よりも商品やサービスに対してシビアに見る人が増えています。
価格以上に価値あるものにしかお金は使わず、使うにしても信頼をおける人や商品にしかお金は使いません。
「信用と信頼」を得るためにはお客様のことをよく考え接し続け、お客様に対して価値あるものをご提供することです。
飲食店でも常連様なくして今の飲食業界を生き抜くことはできません。
信用してただいたお客様が新たなお客様を紹介してくれます。
小手先だけの技術だけでなく目の前のお客様のことを考え最適な接客をする。
お客様が必要でないものは販売せずに、欲しいものを販売する。
販売員として自分のお客様をつくる信頼の積み重ねこそが財産となり、どんな場面でも本当の販売員として活躍することができるのだと思います。
この本は販売員の人だけでなく、人の接し方に悩んでいる人や販売員以外のサービス業に従事している人にもオススメな内容となります。
よろしければ手に取ってもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。